茨城民俗学会代表理事 飯村 保
平成30年度から、前代表であった今瀬文也の後任として代表理事(会長)を務めています。今瀬前代表は、昭和38年に発足した本会に、昭和40年には入会しすぐに編集委員なども務められておりました。平成8年度からは代表理事として、民俗学研究もかなり変化してきた時代のなか、茨城の民俗研究の第一人者等として、本民俗学会を牽引されてきました。また、歴代の代表であった外山善八、藤田稔、今瀬文也先生いずれも民俗学の大家です。
会員の皆様、関係団体あるいは支援いただいている皆様には、引き続き御指導と御協力をよろしくお願いいたします。
本会は、新体制でスタートし3年めの活動を実施し始めました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大のなかで、誰もがいずれの分野ででも苦しんでいます。民俗調査に関しては、影響が大きく、話者からの聞き取りがしづらくなっており、民俗学調査研究の危機だと感じています。
現在、民俗そのものの幅が大きく広くなっているなかで、民俗研究者や興味を持たれる方の高齢化や後継者の減少等は、他の会と同じように少なからずあります。しかしコロナも含め、これらの課題は、皆で協力・連携して互いに知恵を出していくことができれば、自ずと乗り越えていくことができると考えています。
会というものはひとつの組織でもあります。今後とも、常任理事(副会長3名),理事等役員の方はもとより、会員の皆様方と一体になって、茨城の民俗を盛りあげていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。